フィラメント(PLA材料)が急に出なくなった。 BIQU

順調に作動していたBIQU Magician。

急におかしくなった。

不具合症状

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ベースだけ途中まで描いて。 その後はヘッドが空を舞うばかり。

材料が出ません。

ありゃー これは初めての不具合だ。

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フィーダー部をじっとみつめると、送りギヤは動いているけれど、サポートリング(1)が動いていない。
ギヤはフィラメントに噛みこむように回っているのだから、送られているはず。

試しに、サポートリング圧迫機構のレバー(2)を手で上へ上げて、サポートリング(1)への圧力をあげる。
すると、サポートリング(1)がゆっくり回る。

うーん。
とにかくここが原因だ。

見てみよう。

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レバーとサポートリングは一体だ。
ここは、大きな巻きばねでレバーが押されているので、そのうち割れるぞ。
と、心配でしたが、樹脂ではなく金属。 これなら安心。

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フィラメントには、ギヤの歯跡が残っています。
しっかり噛んでいるのになぜフィラメントが送られないのか。

原因

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フィラメントを抜いてみて合点がゆきました。
フィラメントの変形でしょうか。細い部分があって、そこで滑っていたようです。
安価なフィラメントは、途中でこういう部分があるかもしれないと感じます。

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抜いたフィラメントの先は、溶けているので引っ張るときに伸びています。 なるほど。

フィラメントとを切って、再挿入すれば解決。 と思いましたが、

サポート機構の要改善点

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サポート機構のネジを締めると、動きが硬い。
よく見ると、ネジを締めると、回動軸を押さえるはずなのに、サイズが短い。
これでは、本体が固定されてしまう。

ワッシャを落とした? とも思いましたが、このネジは最初から緩かった。
締めない設計だったのか。

こんなに薄いワッシャは特注です。
ここは、対策を考える。

軸の取り付け軸に遊びがない。

このままでは不安です。
ねじを締めても、レバーが締め付けられないようにしたい。

回動軸を伸ばせば良い。

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軸部材の肩を削る。

回動軸を伸ばすには、肩を削るか、穴を深くするか。

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レバーの軸部穴を追加削り。

とにかく、ディメンション(遊び部)を取りたい。

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軸部を突出させることができました。
これでしっかり締められる。

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ネジをしっかり締め付けたあとも、空隙ができています。 これで、レバーはスムースに動きます。

よかったよかった。

同様(同一?)の部品が販売されている。

image[3]

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