Sketchfabからプロペラデータをダウンロード

プロペラはできたけれど、使えるレベルではない。

モアイをダウンロードしようか

イギリスの大英博物館が所蔵品を3Dデータ化し、ダウンロードできるとのこと(Akiba PC hotline
さっそく行ってみた。
有名なモアイ像をダウンロードしようとすると。登録を促され、メール確認もあってようやく入れた。

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入れたのは、skechfabというサイトで、モアイをダウンロードクリックしたら、結局TOPページへ飛ばされた。

skechfab

有料無料の交流サイトのようで、スクロールしていたらいろいろあって、プロペラが気になった。

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プロペラを印刷してみたい。
Pete.Linさん作成。 2年前に公開されて、ダウンロードが16件ですから、多くはないですね。

 

 

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ダウンロードの条件を見ると、

This model is fee. Author must be credited. Commercial us is allowd.

つまり、このモデルは無料。 作者は表示すること。 商用利用許可。
さらに、More infoをクリックすると、

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クリエイティブコモンズのページへ飛ぶ。
再配布や、改変も自由とある。
共有すれば、だれにとっても得になる。

つまり、みなさんで作品をやり取りしましょうとう感じです。
すべての創作物は、先人のおかげですからというわけでしょう。
ただ、有料にする選択もありでしょう。
お金になれば、うれしいのでさらに良い作品ができるという好循環もあります。

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ダウンロードして解凍して得た plopeller.stlを win10の標準ソフト 3Dペイントで開くと、綺麗な三枚羽プロペラが現れた。
左下に、見積もり原価1590円と出ている。

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この見積もりは、クラウド印刷サービスへとつながるのか。

羽が薄すぎるので、できないかもしれない的な警告が出ている。
なるほど。 部品をプリントさせる際の一般的な問題検出をしてくれるようだ。

 

さて、BIQUでプリントしてみよう。

プロペラを回してみて、強度など確かめたい。
もちろん、PLAではすぐに壊れると思うけれど、限界を知りたい。

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cure for BIQUで開くと、プロペラが見えない。 先端部分だけが宙に浮いている。
.STLデータの何かが合わないのだろう。

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DesignSpark Mechanicalで開いて、再度.stlで保存しなおす。

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保存しなおした plopeller.stl は、cure for BIQU上にスライス可能な形で読み込むことができた。

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プリントはできたけれど

印刷仕上げが荒い以前に形になっていない。
これでは使えない。

 

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Fineで印刷していた。 Extra Fineで再印刷。

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失敗。 土台から立ち上がるときに崩れている。

これは、過去の例から改善方法がわかっている。
設定の問題だ。

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設定を変える。

(1) 品質を最高品質に。 Extra Fine
(2) Infill Dencity(充填密度)を 100%に。
(3) Enable Retraction(引き込み許可)のckを外す。
(4) 速度を下げる。 プリント速度を、60から40mm/sに。 印刷しないときのヘッド速度を120から90mm/sに。

印刷時間は、24分から34分に伸びる。

それでも、高速だと思う。
ヘッドの動きが速すぎて、大丈夫だろうかと思うほどだ。

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できた。 左がExtra Fine 右がFine

仕上げは今ひとつ。

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上面は良いが、裏面はでこぼこ。
裏面はサポートがあるため。 印刷条件を工夫すれば改善はするかもしれない。

強度的には問題なさそう。

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ルーターにドリルを付けて、軸に穴を開ける。摩擦で先端が溶けるのでそのまま冷やす。
すると、プロペラはドリルの先端にしっかり着く。
この状態で、MAXまで回転させたり、逆転させたりしたが壊れない。
羽の設計が良いのでしょう、羽はしなやかに曲がるが、根本には剛性がある。
ただ、肝心の風は非常に少ない。
プロペラとしては使えない。 ただし、モデル(模型)としては使える。


ダウンロードサイト

https://sketchfab.com/