ネジを立てて作ってみる。

ネジ切りしたスクリューをダウンロード

DS Mechanicalの3Dモデルのダウンロードから得たネジを立ててプリントする。

image_thumb20_thumb

SCREW KIT M4を試してみよう。

image_thumb21_thumb

DS mechanicalで開く。 このデータは縦かな。

image_thumb21

ボルト、スペーサ、ワッシャーに分けて.STLで保存 ⇒ cure for BIQUで別々に取り込んで並べる。

 最高品質。遅めで 40分

立てて印刷した結果

image_thumb22

スペーサとワッシャは成功。 ボルトは失敗。

ヘッドがワッシャ、ねじ(スクリュー)、スペーサと三点に飛ん(移動)で、順に作っていった。
スペーサと、ねじを作っているまではきれいにできていて、一点(ボルト専属)になったら失敗。

他のサイトの記事など読んでいたので失敗の理由は想像できる。
細長いもの一本になると、ヘッドの熱が伝わりすぎるのだ。
つまり接触時間が長すぎるのだ。
接触時間が長いから、土台の溶けた部分が固まりきらないうちに次の素材が供給される。

一回の供給(接触)が終わって、温度が適度に下がったときに次の供給がくれば良いようだ。
そうすれば、適度に硬化するので形が固定される。

対策としては、数本(数か所)印刷して、下層が適度に冷えたころに次のヘッド(供給)が来るようにすれば良いようだ。

やってみよう。

数本いっぺんにプリントする。

image_thumb23

同じSTLファイルを7回開く。 間隔は取り込む際にソフトが勝手に適当に開けてくれる。

3時間以上になる。 やめよう。

image_thumb24

3本なら1時間26分。
3Dプリンターは試しでも時間がかかるものだと割り切る。

image_thumb25

3本プリント完了

 

散歩に出て、夕飯食べて、晩酌もして。
あーそうだ。 プリントどうなった?

見たら、成功していました。
ちゃんと3本立ってました。

image_thumb26

バリ(不要部分)をカッティングプライヤで除去

image_thumb27

金属ナット、マイナスドライバで確認

これがなかなか良い。 ヘッド(接地部)の仕上げはよくないが、かろうじてマイナスドライバが使える。

立てて始めたのでヘッド(頭部)の形状が不鮮明。 プラスネジ?

image
元データを確認すると、マイナスねじに細いマイナスを加えた十字状
プラスドライバーには対応しない。 深さがない。

image_thumb28

M4ねじセット

 

これは使えますね。

横置きでプリントしたときより引っ張り強度が低いとは思いますが、ねじ込んだ感じでは違いが感じられません。

ねじサイズM4では問題なく使えると思います。
M2、M3ではぎりぎり使えるレベル。

これより大きなものは、当然使えます。

強度に関しては、アクリルねじと同等以上に感じます。
精度は悪いです。 耐久性(経年劣化)はわかりません。