透明PLAを試してみる。

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透明PLAを使おうと思ったのは、レンズが作れないかと・・
別にカメラのレンズを作ろうというのではない、LEDの光を集めたり(収束)、拡散したりする用途に使えないか?

試したい。

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amazonで調べると、あった。

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翌日受領。 なんだかサービスが良い。きっと品質も良いのでしょう。
なんと、ヘッド掃除用の針、定着シートまで付属している。(たまたまのサービス期間かも。)ラッキー。

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100%の充填とし、温度を230度にして。
とにかく試そう。

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できた。 うーん。想像はしたけれど透明感は無い。

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フィラメント単体は、ほぼ透明。
これを溶かして、巻き付けながら成型するのだから、空気(空間)が入ってしまうのだ。
要するに、水あめを練ってゆくと白くなる感じそのままだ。

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LEDを置いてみたけれど、光がかろうじて通る程度。

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レンズではなく、反射材にできないか。

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わずかに集光するが、ほとんど遮光でしかない。

ということで、確認は成功。 そのままでは、レンズ、反射材にはならない。
熱処理とかしたらできるかも。

3Dデータ


P.S.結局 透明PLAを使うことを断念

理由:適正温度が220-260度cと高い。これにより、
flsun Q5では、ヘッドが詰まりやすい。PLA交換時の温度は210度不変だから?。
プリント時の温度は上げられるし、良くわからないけれどきれいにプリントできない。

 また、柔軟性があるプリントになる。 層が密着(溶着)していない。
なんでだろう? 硬く仕上げ出来たときもあったのに。
分析したい気もするが、黒、白のPLAでの出来が良いので、この設定を崩したくない。
他を犠牲にしてまで、透明PLAを使う理由を現時点では見いだせない。

BIQU magicianでは、温度は250度以上設定でき、問題ないが、定着しない。
これは定着ベースにヒーターが無いためだと思う

定着シート(底面粘着シート)と、ヘッド掃除用0.4mm針が付属していたのは、なるほどと感じました。

・定着しにくい。 詰まりやすい。というクレームが多いのでしょう。

製品としては悪くないのに、SPECを満たすマシンが少ないということでしょう。